2013年4月28日日曜日

信仰の道を走り抜く

2013/4/21宣教より

ヘブライ12:1~3

信仰生活はしばしば陸上競技に譬えられます。人生にはそれぞれの段階があって、その時々に越えるべきハードルがあります。そしてそれを何とかして越えていかねばなりません。◆12章1節に「このようにおびただしい証人に囲まれている」とあります。これらの「おびただしい証人」とは、この手紙の11章に記されている信仰の先達者たちのことです。彼らは、それぞれの人生を「信仰によって」生き抜いた人々です。そしてその彼らが、今も私たちの人生の道の沿道で「がんはれ!がんはれ!信仰によって走り抜け!」と旗振りながら応援してくれている、そういう光景を想像するのです。◆私たちは42.195㌔を走り抜くランナーを見て感動します。そのように、いかなるハードルもイエス様への信仰によって乗り越え走りとおす信仰者の姿は、周りの人々を感動させるのです。◆1節の「わたしたちもまた・・・忍耐強く走り抜こうではないか」という点に注目してください。「わたし」だけでなく「あなた」だけでもなく、「わたしたち」の事柄です。教会の事柄です。私たちは信仰によってイエス様と共に走りますが、そこには共に走っているクリスチャンの仲間がいるのです。それは互いに競い合うためではなく、励まし合うためです。互いに同じ苦しみを味わうからこそ、励まし合う仲間です。そうやって私たちは、お互いが信仰の人生を完走できるように励まし合うためにいるのです。共に信仰の道を走り抜いて参りましょう。